古事記 上卷 天の石屋戸(アメノイワヤト) -2

故於是
カレココニ

天照大御神見畏
アマテラスオオミカミ ミカシコミテ

開天石屋戸而
アマノイワトヲタテテ

刺許母理坐也
サシコモリマシマシキ

爾高天原皆暗
ココニ タカアマハラ ミナクラク

葦原中國悉闇
アシハラナカツクニ コトゴトニクラシ

因此而常夜往
コレニヨリテ トコヨユク

於是萬神之聲者
ココニ ヨロズノカミノオトナイハ

狹蠅那須滿
サバエナスミチ

萬妖悉發
ヨロズノワザワイ コトゴトニオコリキ

是以八百萬神
ココヲモチテ ヤオヨロズノカミ

於天安之河原
アメノヤスノカワラニ

神集集而
カムツドイツドイテ

高御產巢日神之子・思金神令思而
タカムスヒノカミノミコ・オモイカネノカミニオモワシメテ

集常世長鳴鳥
トコヨノナガナキドリヲ

令鳴而
ツドエテナカシメテ

取天安河之河上之天堅石
アメノヤスカワノカワカミノアメノカタシワヲト

取天金山之鐵而
アメノカナヤマノマガネヲトリテ

求鍛人天津麻羅而
カヌチアマツマラヲマギテ

科伊斯許理度賣命
イシコリドメノミコトニオオセテ

令作鏡
カガミヲツクラシメ

科玉祖命
タマノヤノミコトニオオセテ

令作八尺勾璁之五百津之御須麻流之珠而
ヤサカノマガタマノ イオツノミスマルノタマヲツクラシメテ

召天兒屋命・布刀玉命
アメノコヤネノミコト・フトダマノミコトヲヨビテ

而內拔天香山之眞男鹿之肩拔而
アメノカグヤマノマオシカノカタヲウツヌキニヌキテ

取天香山之天之波波迦而
アメノカグヤマノアメノハハカヲトリテ

令占合麻迦那波而
ウラナエマカナワシメテ

天香山之五百津眞賢木矣
アメノカグヤマノイオツマサカキヲ

根許士爾許士而
ネコジニコジテ

於上枝
ホツエニ

取著八尺勾璁之五百津之御須麻流之玉
ヤサカノマガタマノイオツノミスマルノタマヲトリツケ

於中枝
ナカツエニ

取繋八尺鏡
ヤアタノカガミヲトリカケ

於下枝
シズエニ

取垂白丹寸手・青丹寸手而
シロニギテ・アオニギテヲトリシデテ

此種種物者
コノクサグサノモノハ

布刀玉命・布刀御幣登取持而
フトダマノミコト・フトミテグラヲトリモタシテ

天兒屋命
アメノコヤネノミコト

布刀詔戸言禱白而
フトノリトコトホギモウシテ

天手力男神
アメノタヂカラオノカミ

隱立戸掖而
トノワキニカクリタタシテ

天宇受賣命
アメノウズメノミコト

手次繋天香山之天之日影而
アメノカグヤマノアメノヒカゲヲタスキノカケテ

爲𦆅天之眞拆而
アメノマサキヲカヅラトシテ

手草結天香山之小竹葉而
アメノカグヤマノササバヲタグサニユイテ

於天之石屋戸伏汙氣蹈登杼呂許志
アマノイワトニウケフセテフミトドロコシ

爲神懸而
カムガカリシテ

掛出胸乳
ムナチカキイデ

裳緖忍垂於番登也
モヒモヲホトニオシタレキ

爾高天原動而
ココニタカアマハラユスリテ

八百萬神共咲
ヤオヨロズノカミトモニワライキ

天岩戸神社


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