古事記 上卷 八俣の大蛇退治(ヤマタノオロチタイジ) -3


カレ

隨告而如此設備待之時
ノリニシタガヒテシカルニ コノマウクルソナヘノゴトマチシノトキ

其八俣遠呂智信如言來
ソノヤマタヲロチイフノゴトマカセキタリ

乃毎船垂入己頭飮其酒
スナハチフネゴトニオノオノノアタマヲタレイレ ソノサケヲノミキ

於是飮醉留伏寢
コレニオイテノミヨエヒトドマリフシイネキ

爾速須佐之男命
サテ ハヤスサノヲノミコト

拔其所御佩之十拳劒
ソノトコロ ミハカシノトツカノツルギヲヌキ

切散其蛇者
ソノヲロチヲキリチラセバ

肥河變血而流
ヒノカハハチニカヘテ シカルニナガレキ


カレ

切其中尾時
ソノナカノオヲキリシトキ

御刀之刄毀
ミカタナノヤヒバコホチキ

爾思怪以御刀之前刺割而見者
ココニアヤシトオモホシミカタナヲモチテ コノサキヲサシワリテシカルニミレバリ

在都牟刈之大刀
ツムカリノオホタチアリキ

故取此大刀思異物而
カレコノオホタチヲトリケシキモノトオモホシテシカルニ

白上於天照大御神也
アマテラスオホミカミニオイテマヲシアグナリ

是者草那藝之大刀也
コレハクサナギノオホタチナリ

草薙剣


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