古事記上卷　神世七代　-2

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- 06 3月

次成神名
ツギニナルカミノナハ

宇比地邇神
ウヒヂニノカミ

次妹須比智邇神
ツギニイモスヒチニノカミ

次角杙神
ツギニツノグヒノカミ

次妹活杙神
ツギニイモイクグヒノカミ

次意富斗能地神
ツギニオホトノヂノカミ

次妹大斗乃辨神
ツギニイモオホトノベノカミ

次於母陀流神
ツギニオモダルノカミ

次妹阿夜上訶志古泥神
ツギニアヤカシコネノカミ

次伊邪那岐神
ツギニイザナキノカミ

次妹伊邪那美神
ツギニイモイザナミノカミ

上件
カミノクダリノ

自國之常立神以下伊邪那美神以前
クニノトコタチノカミヨリシモイザナミノカミヨリサキ

幷稱神世七代
アハセテカムヨナナヨトイフ

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古事記上卷　因幡の白兎（イナバノシロウサギ）　-3

- 08 12月

於是大穴牟遲神ココニオイテオオアナムヂノカミ教告其菟ソノウサギニヲシヘノタマフ今急往此水門イマイソギコノミトニユキ以水洗汝身ミズヲモチテナガミヲアラヘ卽取其水門之蒲黃敷散而スナハチソノミトノカマノハナヲトリシキチラシテシカルニ輾轉其上者ソノウエヲメグリマロベバ汝身如本膚必差ナガミハモトノゴトキニハダカナラズイユ故カレ爲如教ヲシヘガゴトクナスレバ其身如本也ソノミハモトノゴトシナリ此稻羽之素菟者也コガイナバノシロウサギハナリ於今者謂菟神也イマニオイテハウサギノカミトイフナリ故カレ其菟白大穴牟遲神ソノウサギオオアナムヂノカミニマヲサク此八十神者コノヤソカミハ必不得八上比賣雖負帒カナラズヤガミヒメヲエジフクロヲオホセトイヘドモ汝命獲之ナガミコトコレヲウベシ

古事記上卷　幷序　第壱段　古伝承とその意義　-3

- 14 1月

是以コヲモチ番仁岐命ホノニニギノミコト初降于高千嶺ハジメテタカチノミネニオイテオリ神倭天皇カムヤマトスメラミコト經歷于秋津嶋アキツシマヲメグルニオイテ化熊出川ホノカナルクマツメヲイダシ天劒獲於高倉アマツツルギタカクラニオイテ生尾遮徑エオノハユミチヲフサグ大烏導於吉野ヤタカラスヨシノニオイテミチビク列儛攘賊マヒツラナリアタヲハラヒ聞歌伏仇ウタヲキキテアタヲフセス

古事記上卷　幷序　第壱段　古伝承とその意義　-1

- 14 1月

古事記上卷幷序フルキコトノフミカミツマキツギテアワセム臣安萬侶言ヤツカレヤスマロマヲス夫ソレ混元既凝マジリシハジメスデニコリ氣象未效カタチイマダアラハサズ無名無爲ナナクワザモナク誰知其形タレカソノカタチヲシラム然シカルニ乾坤初分アメツチニハジメテワカレ參神作造化之首サンシンハゾウケノハジメトナシ陰陽斯開メヲカクヒラキ二靈爲群品之祖フタタマハモロモロノオヤトナル所以コノユエニ出入幽顯ヨミトウツトイデイリ日月彰於洗目メヲアラフニオイテヒルメツクヨミアラハレ浮沈海水ウシホニウキククリシ神祇呈於滌身ミヲアラフニオイテアマツカミクニツカミアラハル

古事記上卷　因幡の白兎（イナバノシロウサギ）　-2

- 23 11月

菟答言ウサギコタヘテイヒシク僕在淤岐嶋ヤツカレハオキノシマニアリ雖欲度此地無度イヘドモコノチニワタラムトオモヘドワタリナク因故欺海和邇言カニヨリテウミノワニヲアザムキテイハク吾與汝競アレハイマシトキホヒテ欲計族之多小ウガラノオホカルカスクナカルカハカルヲホル故汝者隨其族在悉率來カレナレハソノウガラアルヲシタガヘコトゴトヒキイキテ自此嶋至于氣多前コノシマヨリケタノニオイテマデ皆列伏度オノオノヲツラネフセワタセ爾吾蹈其上走乍讀度ココニアレハソノウエヲフミハシリツツヨミワタリ於是知與吾族孰多ココニオイテアガウガラトイヅレノオホカルカヲシラムトスト如此言者コノゴトクイヘバ見欺而列伏之時アザムカエミテシカルニツラネテフシシノトキ吾蹈其上讀度來アレソノウエヲフミヨミワタリキタリ今將下地時マサニツチニオリムトセシトキ吾云汝者我見欺言竟アレイハクイマシハアレニアザムカエミヌトイヒヲヘテ卽伏最端和邇スナワチフシシモトモハシノワニ捕我悉剥我衣服アレヲトラヘアガキヌヲコトゴトハギキ因此泣患者誨告コニヨリテナキワヅラヘバ先行八十神之命以浴サキニユキシヤソカミノミコトヲシヘノリシコトヲモチイテ海鹽當風伏ウミノシヲヲアビカゼニアタリフシキ故爲如教者我身悉傷カレノリノゴトスレバアガミコトゴトニヤブレキ

古事記上卷　幷序　第弐段　古事記撰録の発端　-3

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乃スナハチ放牛息馬ホウギウソクバシ愷悌歸於華夏ガイテイカカニカヘリ卷旌戢戈ハタヲマキホコヲヲサメ儛詠停於都邑ブエイミヤコトムラニヤスム歲次大梁ホシハタイレフニヤドリ月踵夾鍾ツキハケフセフニアタリテ淸原大宮キヨミハラノオホミヤニテ昇卽天位ノボリテアマツクラヒニツク

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曁飛鳥淸原大宮御大八洲天皇御世アスカノキヨミガハラノオホミヤニテオホヤシマヲヲサメタマフスメラミコトノミヨニオヨビテ濳龍體元センリュウモトヲアラハシ洊雷應期セムライマサニココロザサムトス開夢歌而相纂業イメノウタヲトキテシカルニアツマリシツトメヲミ投夜水而知承基ヨノミヅニククリテシカルニモトヲウケムトシル然シカレドモ天時未臻アメノトキイタラズ蝉蛻於南山ミナミノヤマニオイテセミモヌケ人事共給ヒトトコトトトモニソナハリ虎步於東國トウゴクニオイテコホシタマヒキ

古事記上卷　幷序　第弐段　古事記撰録の発端　-4

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道軼軒后ミチハケムコウニスギ德跨周王トクハシウワウヲコヘリ握乾符而摠六合ケムフヲトリテシカルニリクゴウヲスベ得天統而包八荒アマツスメラヲエテシカルニハチクワウヲカネリ乘二氣之正フタキコレヲタダシキニノリ齊五行之序ゴギヤウノツギテヲトトノヘ設神理以奬俗アヤシキコトワリヲマケテモチテヒトヲススメ敷英風以弘國スグレタルノリヲシキモチテクニヲヒロム重加シカノミニアラズヘ智海浩汗サトキウミハカウカニニシテ潭探上古フカクイニシヘヲサグル心鏡煒煌シムキヤウハイクワウニシテ明覩先代アキラカニサキノヨヲミタマフ

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